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2020.03.23
教育イベントレポート

菊川保育園が食育コンテストで厚生労働大臣表彰を受賞しました

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イベント園児

NPO法人幼年教育・子育て支援推進機構が主催する「第14回食育コンテスト」において、菊川保育園(松村嘉子園長)が厚生労働大臣賞を受賞しました。

 同コンテストは、よりよい食育実践活動を行っている保育所や幼稚園、認定こども園などを紹介するとともに、それらの活動事例を各園で役立ててもらうために開催しているもの。14回目となる今回は全国から37園の応募があり、菊川保育園は同賞を受賞しました。

 菊川保育園が行った食育活動は、「よく噛(か)んで食べる子どもの育成~かみかみごっくんたのしいね~」と題して、そしゃく力の形成や向上を目的として行われたもの。同園の子どもたちが日頃から丸呑(の)みや早食いなどの良くかんで食べる習慣が身についていないことが、気になる点として挙げられており、このような行動を改善することやよく食べる子どもを育てるという観点から活動を行い始めました。

 子どもたちそれぞれのそしゃく行動やそしゃく力の現状把握の調査、0・1歳児の手づかみ食べの推進、子どもたち自身で育てた野菜を用いた調理などを実践しました。また、かむ力を育てるために、そしゃく機能を回復させるために高齢者が行っている「パタカラ体操」や園独自に作った「かみかみごっくん体操」などを取り入れ、子どもたちのそしゃく力向上に取り組みました。

同園教諭の榛村供見子(くみこ)さんと北原彩花(あやか)さんは、「国から示されている8020運動などのように、歯を健康に保つためには園児のうちから関わっていく必要性があると感じるとともに、幼稚園や保育園、認定こども園からでも関われる部分があることを知ることができました。また、この活動を続ける中で、子どもたち自身が食材に対する興味が出てきたことやさまざまな食べ物を食べられるようになったことなど、食への意識が高まったように思います。これからも、園として段階を踏んだ指導を継続していきたいと思います」と話してくれました。