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2019.07.24
イベントレポート

取り壊し施設を活用した火災想定訓練が実施されました

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7月23日、旧遠州夢咲農業協同組合菊川支店で市消防署職員13人が参加し、取り壊し施設を活用した火災想定訓練を行いました。近年市内では、耐火性の高いマンションや新築住宅が増加しています。建築部材も木材から鉄製などへ変化しているため、建築物に合わせた適切な資機材の選択や使用方法を学び、隊員の知識や技術を向上させることが目的。  

訓練では、3階建て耐火建物火災において基本的な消火戦術を実施し、屋内へのホースの延長やドアの破壊、指示などの基本行動を確認しました。実際の建築物に設置されている扉の破壊や開放を行う訓練をするのは初めて。

市消防本部の小林雅幸消防指令補は、「資料や動画では耐火建物の扉の破壊方法を見たことはあったけれども、実際にやってみると扉に支柱があり手こずりました。一刻を争う現場なので、迅速に資機材や消火方法の選定しなければならないため、今日の訓練はとても貴重な経験となりました。市民の安全を守るために、今後に生かしていきたいです」と話しました。