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2019.10.01
イベントレポート

常葉大附属菊川高校生徒が高田ヶ原遺跡発掘調査現場を見学しました

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学校文化

10月1日、常葉大附属菊川高校生徒が菊川市半済地内の高田ケ原遺跡発掘調査を見学しました。発掘調査の現場が同校敷地内であることから、生徒に文化財を身近に感じてもらうことを目的に開催。同校2・3年生およそ120人が参加し、遺跡発掘体験をしました。

同遺跡は、同校の新校舎および体育館建設に伴い発掘調査が行われています。市教育委員会では、今年の8月19日から発掘調査を実施し、現場面積およそ1,800㎡のうちおよそ900㎡が調査済。10月末の終了を目標に作業を進めており、現在までに弥生時代の土器や住居跡が発見されています。また、同校敷地内は過去に9回発掘調査が行われており、今回が10回目。今までに古墳や方形周溝墓、住居跡が見つかっています。

生徒は社会教育課職員から文化財の重要性や同遺跡の特徴などの説明を受けた後、移植ゴテなどの発掘道具を使い、掘削体験をしました。作業中には、仲間同士で話をしたり、黙々と作業をしたりするなどそれぞれで発掘を楽しみました。また、実際に出土品の説明を職員から受けると、真剣な表情で話に聞き入りました。

同校2年生の原田嵩大(たかひろ)さんは、「身近なところで発掘現場を見ることができたことや実際に土器が出てきたのでうれしかったです。興味が出たので遺跡や博物館に行ってみたいと思いました」と話しました。