きくが

アラカルト

2021.11.24
教育イベントレポート

首都圏のNPOとデザイナー、玉川大学が協働で「きくがわの詩プロジェクト」を実施 ソヒゾ・デ・クリアンサの生徒が投函箱を製作しました

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市民団体活動イベント

11月16日、市内のブラジル人学校「ソヒゾ・デ・クリアンサ」で、生徒12人が詩のポストの制作と、「作字のワークショップ」に挑戦しました。
はじめに、一般社団法人ノの編集室 代表理事 工藤大貴氏がポストの組み立て方を、順を追って説明しました。生徒たちは3人一組でポストを制作。木製のパーツをマスキングテープで仮止めし、つなぎ目に木工用ボンドを丁寧に塗って、しっかりと固定していきました。生徒たちは真剣に作業に取り組み、1時間ほどで、大きな丸窓と暖簾が印象的なかわいらしいポストが出来上がりました。
ボンドが乾くまでの間、グラフィックデザイナーのかねこあみ氏が講師となり、「作字のワークショップ」が行われました。来年の干支である「寅」の文字を講師がひらがなやカタカナ、漢字で「トラ」と書き、さまざまな要素を加えてデザイン。生徒たちは、講師のお手本を見ながら、思い思いの発想で「トラ」の文字をデザインし、個性的な「トラ」がたくさん出来上がりました。完成した文字は、画像データとして取り込んで、年賀状にデザインする予定です。
 講師の工藤大貴さんは、「生徒たちが前のめりに参加してくれてうれしかったです。自分たちが作ったものが街中に置かれることはなかなかないと思うので、楽しみにしてもらえたらと思います。詩は自由で、誰でも作ることができます。また、ひらがなだけで書いても作品として成立するので、ぜひ多くの人に投稿してほしいです」と話しました。
 制作したポストは、11月17日から1月中旬まで、市内10カ所の公共施設や商店に設置されます。たくさんの投稿をお待ちしています。