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2019.08.02

六郷小学校で「エッグドロップコンテスト」が開催されました

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 8月1日、六郷小学校で「エッグドロップコンテスト」が開催されました。

 エッグドロップコンテストとは、限られた材料の中から生卵を高所から地面に落としても割れない入れ物を作り、その性能を競うもの。1970年代にアメリカの大学で物理学の実験としてはじまり、宇宙船の安全な軟着陸の方法を考えることで、宇宙開発への関心を持たせ、ものづくりへの創造性を高めることを目的に全世界へ広まっていきました。日本でも中学校、大学などで行われており、高校では「エッグドロップ甲子園」という大会も開かれています。

今回のコンテストは、市内で科学教室などを開講しているきくがわ科学少年団が主催し、今年初めて開催したもの。市内の小学生29人が参加し、2人でペアを組み、安全に卵を着地させる工夫を凝らしながら入れ物を作製していきました。

 はじめに、主催者から使える材料や作製時間、入れ物の重さなどのコンテストの概要説明を受けた後、参加者はA2画用紙2枚のみを使い、作製を開始。各ペアで話し合って入れ物の形を決めたり、卵の代わりに粘土を入れて投下実験したりするなど、思い思いの入れ物を作り上げていきました。

 作り上げた後、同校校舎4階から目標地点にそれぞれ投下していきました。割れた卵を見て残念がったり、安全に卵を回収できて笑顔だったりと、子どもたちはそれぞれの結果に一喜一憂しました。

 卵を割らずに回収することができた杉田幸太郎(こうたろう)くん(六郷小3年生)と杉山倖太(こうた)くん(六郷小6年生)ペアは、「落ちても大丈夫なように、形をトゲトゲにしました。チームワークの大切さを学べました」「話し合いが上手く進んで、上手くできました。考えることが大事ということがわかりました」と話してくれました。